外壁塗装、屋根塗装に補助金・助成金は使える?~神戸市の補助金助成金制度

①補助金・助成金で、価値あるリフォームに

補助金・助成金の利用でリフォームの選択肢が広がる
「外壁がくたびれてきた」「屋根もそろそろ…」と感じたら、リフォームのタイミングです。そこに国や自治体の「補助金・助成金」が加わると、ただ“傷んだから直す”というだけでなく、「より長く、快適に、安全に暮らせる住まいにする」ための選択肢が広がります。
例えば、外壁塗装で補助金対象になるのは単なる色あせの塗り替えではなく、「遮熱塗料・断熱塗料を使って省エネにする」仕様だったり、屋根リフォームでは「軽量化・耐震性アップ」のための葺き替え・カバー工法が対象になったりするケースがあります。
実際、外壁塗装の助成金では「遮熱塗料・断熱仕様」が条件になっていることが多く、屋根工事の補助金では「耐震化・軽量化」が条件となる場合があります。 つまり、補助金を活用することで、見た目のリフォームから、住まいの性能を高める「価値あるリフォーム」にシフトできるのです。
②外壁塗装・外壁リフォーム(ひび割れ等の劣化補修)の必要性
外壁は、風雨・紫外線・気温変化といった屋外環境の影響を最も受ける部分。外壁の劣化を放置してしまうと、見た目の問題だけでなく、住宅全体の耐久性や居住環境に深刻な影響を与える恐れがあります。
外壁塗装・外壁の劣化を放置するリスク
1. 雨水の侵入による建物内部の腐食
2. 断熱性能・防水性能の低下
3. シロアリ被害のリスク増大
4. 美観の悪化による資産価値の低下
5. 修繕費用の増加
さらに、近年では「外壁塗装=美装」というだけでなく、「遮熱塗料・断熱塗料を使った省エネ仕様」「外壁通気構造化工事」「美観+メンテナンスサイクルを延ばす仕様」など、>付加価値のある工事が注目されています。こうした工事は、補助金の対象になることが多いです。
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③屋根塗装・屋根リフォームの必要性
屋根は住宅の中でも最も過酷な環境にさらされている部分です。紫外線、風雨、雪、温度差などに日々晒されており、時間の経過とともに劣化が進行します。特に塗装や屋根材の劣化を放置してしまうと、住まい全体に大きな影響を及ぼすことになります。
屋根塗装・屋根の劣化を放置するリスク
1. 雨漏りの発生と建物内部の損傷
屋根材の表面が劣化してくると、塗装が剥がれ、防水性が低下します。その状態で台風や豪雨に見舞われると、屋根材の隙間から雨水が侵入し、屋根の下地や天井・壁の内部にまで水が染み込み、雨漏りを引き起こします。一度雨漏りが起きると、表面的な修理では済まず、天井の張り替えや断熱材の交換など、大掛かりな工事が必要になることがあります。
2. 断熱性能の低下と冷暖房効率の悪化
3. 屋根材・下地材の腐食・損傷
4. シロアリや腐朽菌による構造材の被害
5. 台風・強風時の被害拡大
6. 資産価値の低下・保険適用外の可能性
もし屋根のリフォームが必要になった場合でも、補助金制度が活用出来れば、屋根の遮熱・断熱改修や軽量化リフォームなど、費用を抑えて安全性・快適性を高めることが可能になります。
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④外壁・屋根リフォームに補助金・助成金を利用することのメリット・デメリット

外壁や屋根をリフォームする際に、国や自治体の補助金・助成金制度を利用できれば嬉しいですね。その場合にどのようなメリット・デメリットが考えられるのか以下にご紹介します。
メリット
補助金・助成金を活用すると、まず工事費の自己負担を抑えられ、実施を先延ばしにしがちな外装リフォームに踏み切りやすくなります。
さらに、制度の対象になりやすい遮熱・断熱・耐震・軽量化などの高付加価値仕様を選びやすく、結果として光熱費の削減、室内環境の改善、躯体保護による長寿命化が期待できます。
要件に沿った設計・施工が求められるため、工程や品質が可視化されやすいのも利点。
将来のメンテサイクルが整い、資産価値の維持・向上にもつながります。「どうせやるなら性能も上げたい」を、無理のない予算感で実現しやすくなるのが最大のメリットです。
メリットまとめ
●自己負担が減るので、踏み切りやすい。
●対象になりやすい遮熱・断熱・耐震・軽量化などの仕様を選ぶことで、光熱費の削減や家の長寿命化が期待できる。
デメリット
一方で、補助金は着工前申請や交付決定待ちなど手続きとスケジュール管理の負担が大きく、書類不備や期限超過で不交付となるリスクがあります。自治体の予算枠・募集期間に左右され、希望時期に工事できないことも。対象仕様に合わせてグレードを上げるほど自己負担が増える可能性もあり、「補助があるのに高くなる」矛盾が生じる場合があります。
また、制度理解が浅い業者を選ぶと申請漏れ・仕様不適合などのトラブルに直結。補助前提で計画を固めすぎると変更に弱く、結果的に意思決定の自由度が下がる点もデメリットです。
デメリットまとめ
●多くの制度で着工前の申請→交付決定→着工が必須。手続きがやや複雑。
●補助を前提に仕様を上げると逆に自己負担が増える場合も。
●予算枠・募集期間に間に合わない、書類不備などで対象外になるリスク。
⑤補助金利用に関する主な注意点

外壁・屋根リフォームに補助金・助成金制度を利用する際には、以下のような点に注意が必要です。これらを事前に理解しておくことで、スムーズな申請とトラブル回避につながります。
補助金利用に関する主な注意点
1. 工事の「着工前」に申請が必要なことが多い
2. 補助金対象となる仕様・工事内容に条件がある
3. 申請書類・手続きが複雑で準備が必要
4. 予算枠や募集期間に制限がある
5. 申請対象外になるケースがある
6. 悪質業者によるトラブルに注意
⑥補助金・助成金制度で外壁・屋根リフォームを行うにあたって必要な確認

外壁・屋根のリフォームを検討する際には、まずご自身の住まいの状態を把握しておくことが大切です。
たとえば、築年数は何年か、前回塗り替えをしたのは何年前か、外壁にひび割れ・チョーキング・苔・コーキングの劣化などの症状が出ていないか、また屋根については見えにくいため専門業者に点検を依頼して「瓦のズレ・釘浮き・錆・塗膜の剥がれ」などがないか確認することをおすすめします。
次に、お住まいの地域で「どんな補助金・助成金制度」があるのか、募集時期や対象となる仕様、申請前着工の要否など、制度の概要を自治体ホームページなどでチェックしましょう。
また、補助対象になりやすい工事と、対象になりにくい工事を区別しておくことも大切です。たとえば、ただ色を変えるだけの塗り替えは対象にならないこともあります。さらに、施工業者が補助金の申請に対応できるかどうか、見積書や仕様書を出してくれるかなど、業者の体制・実績も確認しておくと安心です。
外壁・屋根リフォーム前に確認したいこと
1. 家の現状
2. 地域の制度
3. 業者の体制
⑦補助金・助成金の対象になりやすい工事/なりにくい工事
補助金・助成金制度を活用する上で、どのような工事が対象になりやすく、またどのような工事が対象になりにくいかを理解しておくことは、とても大切です。
対象になりやすい例
●軽量化・耐震化を目的にした葺き替え・カバー工法
●長寿命化やメンテ周期延長に寄与する仕様
●地域景観配慮、空き家対策など公共性のある取り組み
対象になりにくい例
●申請前に着工した工事
●指定の性能・材料・工法を満たさないケース
●業者や仕様が制度条件を満たしていない場合
たとえば、屋根を瓦から軽量屋根材に葺き替えることで「軽量化+耐震性向上」の目的を果たす工事は、補助金対象として例示されています。
一方で、対象になりにくい工事としては、「単に色を変えるだけの塗り替え」「申請前に既に着工した工事」「補助金指定仕様を満たしていない材料・塗料を使っている場合」「仕様や業者が制度の条件を満たしていない」などが挙げられます。
そのため補助金の制度利用を希望する場合は、まずどんな工事が制度対象かをお住いの自治体のホームページで確認しましょう。
⑧補助金・助成金 申請の流れ

補助金・助成金を利用したリフォームでは、お住いの自治体の制度によって違いがありますが、一般的には以下のような流れになります。
補助金・助成金 申請の流れ
1. 補助金・助成金制度の確認
2. 工事内容が制度の対象となるか確認
3. 申請
※多くの補助金・助成金制度には「予算枠」があり、募集開始後すぐ定員・予算に達して終了するケースもあるので、早めの準備がコツです。
4. 審査・交付決定通知を受ける
5. 工事着手・施工
6. 工事の完了報告
⑨悪質業者に要注意&優良業者の見分け方

リフォームを安心して進めるためには、補助金制度の知識だけでなく、施工業者の選定も非常に重要です。補助金を“利用する”リフォームだからこそ、業者が制度条件・仕様・申請手続きまで理解しているかどうかが安心・失敗回避の鍵になります。
悪質な業者の例としては、「補助金が確実に出る」「今すぐ契約すれば大幅割引」などと急がせるセールストークを使い、仕様書・見積書を出さずに契約を促すケース、また申請前着工・補助対象外仕様で工事を進めて、後から『補助金が使えなかった』と説明されるケースなどが報告されています。
こんな業者は要注意!注意すべきポイント
・「補助金で◯◯万円もらえます」「今すぐ契約すれば大きな割引」など、補助金を餌に急がせるようなセールストーク
・契約前に仕様書・見積書が明確でない/施工内容が曖昧/補助金申請手続きの説明が不十分
・補助金申請を業者が勝手に進めて、後日「対象外だった」「仕様が違った」「着工後では申請不可だった」と言われるケース
一方、優良業者の見分け方としては、まず「見積書・仕様書が明確である」「補助金申請条件・手続き・リスクを丁寧に説明してくれる」「補助金対象工事の実績がある」「お客様と手続き・スケジュール・申請から完工までの流れを共有してくれる」「国や自治体のリフォーム事業者団体登録制度など、信頼できる登録・保証体制がある」などが挙げられます。優良業者の見分け方
・見積書・仕様書が明確で、補助金利用時の条件・手続き・リスクを丁寧に説明してくれる
・補助金対象となる仕様・条件(塗料の種類・断熱性能・施工体制など)を理解しており、説明できる
・過去に補助金対象工事の実績があり、施工例・お客様の声がある
・お客様と手続き・スケジュール・申請から完了報告までの流れを共有してくれる
・国・自治体で登録されたリフォーム事業者団体や、施工保証がある等、信頼できる体制が整っている
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⑩補助金・助成金制度利用に関するよくある質問
以下は、外壁・屋根リフォームに補助金・助成金制度を利用するにあたって、お客様からよくいただくご質問とその回答例です。
⑪神戸市の外壁塗装・屋根塗装・屋根リフォームに関する補助金・助成金制度

神戸市にお住いの方が利用できる外壁塗装・屋根塗装・屋根リフォームに関する補助金・助成金はあるのでしょうか?
結論を申し上げると、神戸市単独で「外壁塗装だけ」「屋根塗装だけ」を対象にした補助金・助成金制度は、当サイトが調査を行った2025年11月13日時点では残念ながら見当たりませんでした。
ただし、外壁・屋根まわりで活用できる関連制度はあるようですので、以下にご紹介します。
神戸市の外壁・屋根まわりで活用できる補助金・助成金制度
※制度の内容は変更になる可能性がありますので、詳細は神戸市ホームページ/神戸市 住宅支援や補助金などをご確認ください。
住宅の耐震化の補助制度(神戸市制度)
【戸建て住宅等】
・すまいの耐震診断員派遣事業
・耐震改修設計・工事の補助
戸建住宅の場合、計画策定費補助として対象費用の10分の9(上限27万円)。工事費補助として対象費用の5分の4(上限100万円)。簡易耐震改修工事費補助として設計工事費用の5分の4または最大80万円を補助。
・耐震改修を行った場合の税制特例
【マンション】
・すまいの無料耐震診断
・マンションの耐震改修補助制度
・耐震改修を行った場合の税制特例
危険ブロック塀等の撤去(神戸市制度)
・危険ブロック塀等の撤去助成
住宅改修助成・貸付(バリアフリー)(神戸市制度)
・介護保険住宅改修費の支給
・住宅改修助成・貸付
住宅省エネ2025キャンペーン(国の補助)
※神戸市が案内している国の制度。
・住宅省エネ2025キャンペーン[国の取り組み]
・省エネ改修工事に伴う固定資産税の減額措置
・低炭素建築物の認定申請
認定を受けた建築物には、所得税や登録免許税の軽減及び容積率の特例の優遇措置があります。
参考:神戸市の住宅に関する支援・補助金・助成金制度
外壁・屋根に関係するものではありませんが。神戸市が行っている住宅に関する支援や補助金・助成金制度を参考までにご紹介します。
住みかえに関する支援・補助金・助成金制度
・住みかえーる
神戸の団地に住みかえーる(最大35万円)
親子が近くに住みかえーる(最大20万円)
・ひとり親世帯家賃補助制度
家賃補助:月1万5千円(最大)最大6年間(一番下のお子様が18歳に達して以後、最初の3月31日まで)
空き家・空き地に関する支援・補助金・助成金制度
【老朽空家】
・老朽空家等解体補助制度
【空き家・空き地の活用】
[空き家の活用に関する補助制度]












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