外壁工事とは 外壁工事の種類
外壁工事は大きく分けて ①外壁塗装工事、②モルタル補修・ひび割れ補修、③コーキング(シーリング)工事、④防水工事(ベランダ・バルコニー含む)、⑤外壁サイディング張り替え工事、⑥外壁カバー工法(重ね張り)、などがあります。
①外壁塗装工事

外壁塗装工事は、建物を守るために欠かせない重要なメンテナンスです。 外壁は常に紫外線や風雨にさらされており、年月とともに塗膜が劣化していきます。劣化が進むと、色あせやチョーキング(触れると白い粉がつく現象)、ひび割れといった症状が現れ、放置すると雨水が壁内部に侵入し、雨漏りや構造部分の腐食を招く恐れがあります。
外壁塗装を行うことで、防水性や耐候性、美観を回復・維持し、建物全体の寿命を延ばすことができます。特にモルタル壁やサイディング壁では、10年を目安に定期的な塗装を検討することが推奨されます。 見た目の美しさを整えるだけでなく、大切な住まいを長持ちさせるためにも、外壁塗装は計画的に行うことが大切です。
外壁塗装工事の施工事例をみる合わせて読みたい
コストパフォーマンスに優れたスタンダード塗料から、防汚性や遮熱性・高耐久性に優れた高機能塗料まで、さまざまなラインナップの中から、お客様のご希望や現状の外壁に最適な工事プランをご提案させていただきます。
②モルタル補修・ひび割れ補修工事

モルタル外壁では、経年劣化によって細かなひび割れ(クラック)が発生することがあります。 モルタル外壁のひび割れ(クラック)は雨水の侵入経路となり、放置していると内部の木材の腐食やカビの発生、シロアリ被害を引き起こす可能性があります。
モルタル外壁の補修工事では、ひびの幅や深さに応じて専用の補修材や防水材を用いて埋め、再発を防ぎます。 広範囲に亀裂がある場合には、全面の再塗装も併せて行うことが多いです。
モルタル壁は見た目に異常がなくても内部が劣化していることがあるため、定期的な点検と早めの補修が安心につながります。
モルタル補修•ひび割れ補修工事の施工事例をみる③コーキング(シーリング)工事

コーキング工事は、サイディング材の継ぎ目や窓・扉の周囲などに充填されているシーリング材を補修・打ち替える作業です。 シーリングは建物の防水性を保つうえで欠かせない部材であり、10年程度で劣化し、ひび割れや硬化、剥離などの症状が見られるようになります。 劣化したまま放置すると、そこから雨水が入り込み、外壁内部の断熱材や構造材を傷め、雨漏りの原因になります。
シーリングの打ち替えは、外壁塗装と同時に行うと効率的で、外壁全体の耐久性を高めるうえでも非常に重要な工事です。
コーキング(シーリング)工事の施工事例をみる④防水工事(ベランダ・バルコニー含む)

ベランダやバルコニーの床面も外壁と同様に雨風にさらされる場所であり、防水工事は非常に重要です。 床面のひび割れや塗膜のはがれ、排水口の劣化などがあると、そこから雨水が浸入し、室内や外壁に雨漏りを引き起こす可能性があります。 特に手すりや笠木との接合部、立ち上がり部分の防水処理が不十分だと、見えない場所で被害が進行することもあります。
防水工事には、ウレタン防水、FRP防水、シート防水などがあり、用途や状態に合わせて選定されます。10~15年を目安に定期的な点検とメンテナンスが必要です。
ベランダ バルコニー防水工事の施工事例をみる⑤外壁サイディング張り替え工事

サイディング張り替え工事は、既存のサイディング外壁をすべて撤去し、新しい外壁材に取り替える大規模なリフォームです。 下地材や防水紙、断熱材もあわせて点検・補修できるため、劣化が進んだ建物に最適です。
特に外壁材の反りや剥がれ、内部への雨水侵入などが確認された場合には、張り替えによって根本的な解決が可能です。 耐久性や断熱性能、防水性を大幅に向上させられるのが大きなメリットで、外観も一新されます。
費用と工期はかかりますが、将来のトラブル防止と資産価値の維持に効果的な工事です。
外壁サイディング張り替え工の施工事例をみる⑥外壁カバー工法(重ね張り)

外壁カバー工法は、既存の外壁の上に新しいサイディング材を重ねて張る工事です。 撤去作業が不要なため、廃材が少なく、工期短縮やコスト削減につながります。
断熱性や防音性の向上も期待でき、住宅の機能性を高められる点も魅力です。 主に、下地の傷みが少なく、外壁表面の劣化だけが進んでいる場合に適しています。
ただし、建物の構造や通気性、重量バランスを考慮する必要があるため、事前の調査が重要です。 見た目も機能も改善しながら、費用を抑えたい方におすすめの方法です。
外壁修理・外壁塗装のタイミング
外壁は日々の紫外線や雨風にさらされ、時間とともに少しずつ劣化していきます。特に以下のような症状が見られたら、外壁塗装や外壁補修のタイミングです。
このような症状が出ていたら、外壁工事・外壁塗装のタイミング
「チョーキング現象」は、外壁の塗料が紫外線や雨風によって劣化し、塗料に含まれる顔料や樹脂が粉状になって表面に現れる現象で、防水性能が低下している証拠です。放置すると外壁材が雨を吸いやすくなり、ひび割れやカビの発生につながります。
「外壁や下地モルタルのひび割れ(クラック)」は、建物の動きや経年劣化により生じます。細いひびでも、そこから雨水が浸入すれば内部構造材にまで影響し、雨漏りや木材の腐食、シロアリ被害を招く恐れがあります。特に吹き付け塗装やリシン仕上げの壁は、細かな亀裂が目立ちにくく進行しやすいため注意が必要です。
また、「サイディング目地のコーキング(シーリング)の劣化」も見逃せません。コーキングは、外壁材の隙間を埋めて雨水の浸入を防ぐ大切な役割を担っていますが、10年前後でひび割れたり、硬化して剥がれたりします。劣化が進み、下地が見えるほどになると、外壁の内側に雨が入り込みやすくなり、内部の断熱材や構造材に深刻なダメージを与える可能性があります。
さらに細かいヒビや塗膜の剥がれ、木部の割れや鉄部のサビなども、劣化のサインです。見た目の美しさだけでなく、建物の寿命や快適な住環境を守るためには、これらの症状を見逃さず、早めのメンテナンスが重要です。
外壁、ベランダ・バルコニー、窓まわりなどが原因の雨漏り
雨漏りしている外壁、ベランダ・バルコニー、窓まわりなどの状態
雨漏りの原因は屋根だけでなく、外壁や窓・サッシまわり、ベランダ・屋上など、さまざまな部位に潜んでいます。特に築年数が経った住宅では、屋根以外の場所からの雨水浸入のリスクが増します。

サイディングめくれ、コーキング劣化、ひび割れ

モルタルの欠損やクラック(ひび割れ)
外壁材として広く使われているサイディングは、経年劣化によって「反り」や「めくれ」が生じることがあります。このわずかな浮きや変形から、雨水が外壁内部に侵入し、見えないところで腐食が進んでしまうことがあります。また、サイディングの継ぎ目には「コーキング(シーリング)」が充填されていますが、紫外線や風雨によって10年前後で劣化し、硬化やひび割れが発生します。このすき間からも雨水が侵入しやすくなります。
同様に、モルタル壁もクラック(ひび割れ)や欠損が雨漏りの原因になります。モルタルは乾燥・収縮を繰り返す素材のため、経年とともにひび割れや剥がれが発生しやすく、これを放置すると内部の構造材にまで水がしみ込み、木材腐食やカビ、シロアリ被害に発展するリスクもあります。

窓枠まわりのシーリング劣化

サッシ(窓枠)と外壁の間に隙間
特に注意したいのが窓枠まわりのコーキングの劣化です。外壁と窓枠の取り合い部は雨水が集まりやすい箇所であり、防水処理が不十分だと雨が壁の中に浸入します。劣化したコーキングをそのままにしておくと、サッシ下部から室内への雨漏りにつながるケースもあります。
サッシ(窓枠)と外壁の間にすき間からも雨水が入り込みます。築年数が経った建物では、コーキングの劣化だけでなく、地震や建物の歪みなどで接合部にすき間が生じやすく、わずかなズレが雨漏りを引き起こす原因となります。

ベランダ・バルコニーのひび割れ、塗膜の劣化

ベランダ・バルコニー笠木の接合部分の欠損
ベランダやバルコニーも雨漏りの多発ポイントです。床面の「ひび割れ」や「塗膜のはがれ」によって防水層が弱くなると、雨水が内部に染み込み、下階の天井や壁に雨染みとして現れることがあります。さらに注意が必要なのが、ベランダの手すり部分にある「笠木(かさぎ)」の接合部分です。この部分の劣化やすき間から雨水が外壁内部にまわり、壁の中で雨漏りが進行するケースが少なくありません。

出窓の接続部分に隙間

換気扇まわりのコーキング劣化
雨漏りは、外壁だけでなく、外壁に接続される部位からも発生します。たとえば、出窓の接続部分は構造が複雑で、取り合い部にすき間が生じやすい箇所です。施工当初の防水処理が甘かったり、経年劣化によって隙間ができると、そこから雨水が入り込み、雨漏りが発生します。
同様に、換気扇まわりのコーキングが劣化している場合、壁に空いたダクトまわりから雨水が入り込むことがあります。換気扇は壁に穴を開けて設置されるため、そのまわりのシーリングが非常に重要です。

屋上防水塗膜の劣化
そして、特に平屋や陸屋根の建物で多いのが屋上防水層の劣化です。防水塗膜にひび割れやふくれ、剥がれがあると、降った雨が建物内部へ直接しみ込みやすくなります。屋上は常に雨風や紫外線にさらされる過酷な環境のため、10~15年ごとの定期的な防水メンテナンスが欠かせません。
雨漏り修理・屋根修理・屋根工事・屋根塗装・外壁塗装・防水工事なら屋根パトロール
「屋根・外壁診断」ご相談無料


屋根パトロールなら安心!



雨漏り修理、屋根修理・外壁修理、屋根塗装・外壁塗装は、屋根パトロールにお任せください。 屋根パトロールは、雨漏り診断士、戸建て劣化診断士、一級塗装技能士など、有資格保持者のプロ集団です。 屋根葺き替え、カバー工法など屋根全般の工事のほか、外壁修理や屋根塗装・外壁塗装、ベランダ・バルコニー・屋上防水などもすべて対応いたします。
外壁塗装 おすすめプラン
外壁は日々、紫外線や雨風にさらされ、10年ほど経過すると塗膜が劣化し始めます。特に築20年以上の住宅では、外壁材の劣化やコーキングの傷みが進行しているケースが多く、塗装の塗り替えだけでなく、補修や張り替えなども視野に入れる必要があります。
まずは現在の状態をしっかり確認し、劣化の程度やご希望、ご予算に合わせた最適な対応を行うことが、住まいの長寿命化につながります。 屋根パトロールでは、外壁の状態に応じた最適な塗装プランをご提案しています。おすすめの工事プランを以下にご紹介します。







